キシリトール
キシリトールとは
キシリトールは天然素材の甘味料で白樺や樫など広葉樹、トウモロコシの穂軸、いちごなどの果物やほうれん草などの野菜に含まれ、カロリーは砂糖の約75%。
そして、齲蝕抑制効果が認められています。
キシリトールの効果
- 甘さにより唾液を出させ、唾液が増えることで酸を中和する能力が高まり再石灰化を促進させます。
- 歯垢のミュ-タンス菌は通常、糖を取り込みエネルギー源として酸を生成します。しかし、キシリトールをミュータンス菌は取り込むことができないので弱ってしまい、酸を生成できません。
- フッ素入り歯磨剤とキシリトールを併用すると効果は増大します。
- 妊婦や乳幼児を持つ母親がキシリトールを摂ることで、乳幼児へのミュータンス菌の感染が抑えられるといわれています。
キシリトールの使用法
- 甘味料としてキシリトールを100%使用したガムでは、1日3回 食後、歯磨き前にキシリトールガムを1粒噛むと効果があります。
- ムシ歯になる危険性が高く積極的にキシリトールガムを使う時には、1日5~6回 毎食後と間食の後、就寝前に1粒ずつ噛むことがすすめられます。
- また、味がなくなっても5~10分間、噛みましょう。
- ガムタイプの方が噛むことにより、ダ液がより多く分泌されるのでこちらの方がお奨めですが、ガムが噛めない方はタブレットを使用します。
- 2週間から1ヶ月程度で効果が現れ、2~3年摂り続けるとその後も効果が持続します。また、歯の萌出期、食事・間食の直後は効果的です。