歯周病科
歯周病とは歯肉、セメント質、歯根膜、歯槽骨の歯周組織に見られる病変のことを指します。
歯周病の大半が歯垢が長期間放置されて石灰化した歯石が歯の根っこにこびりつき、歯槽骨を溶かし歯は抜けてしまう「歯槽膿漏(しそうのうろう)」と言う病気です。
残念ながら殆どの人は程度によりますが成人すると歯周病に罹ってしまいます。しかし歯周病予防を若いときから知り、実行しておればそんなに怖いことはありません。
正しい歯磨きを覚え、1年に1~2回歯医者さんで歯石を取ってもらえばかなり歯槽膿漏の進行は抑えられます。ここではとにかくブラッシング(プラークコントロール)について説明します。患者さんが行うことが出来る歯周病予防の代表的なものです。
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ブラッシング
1)スクラビン法
一般的な磨き方で、歯ブラシを歯に対して直角に当て左右に小さく微振動するように動かして磨きます。
2)バス法
スクラビン法と殆ど同じですが、歯ブラシをやや歯茎に対してやや鋭角に当てて微振動させます。歯茎の隙間(歯周ポケット)に毛先を突っ込む感じです。
3)ローリング法
上の歯は上から下へ、下の歯は下から上へ。歯ブラシの柄を軸に歯茎の上から回し込むように磨きます。歯茎のマッサージ効果もあり、お勧めします。
フロッシング
歯と歯の間の歯垢は歯ブラシでは除去が困難ですのでデンタルフロスと言う糸ようじで清掃します。
ウォーターピック
歯と歯の間や歯と歯茎の間などの磨きにくい場所の歯垢や食物繊維をジェット水流で一気に流してしまい清掃します。
これは是非皆さんに使って欲しいと思っています。